コウモリが来ないようにするには!コウモリの特徴と侵入防止をご紹介

害虫対策
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暖かい季節に現れる害獣の1つがコウモリです。コウモリはハロウィンやホラーのイラストではかわいいですが、不衛生で家にいられると厄介です。コウモリが来てしまい、被害を受けた家もあるのではないでしょうか。あらかじめ侵入対策を取れば、家に来られる確率は下がります。今回はコウモリの侵入対策や、コウモリの特徴をご紹介します。

コウモリは危険なの?家にいたら被害は?

コウモリは危険な生物なのか否か、知らない人もいるのではないでしょうか。コウモリが家に居着いた場合の被害や危惧する点などをご紹介します。

コウモリの糞は不衛生!

コウモリは危険ではないですが不衛生です。海外には吸血コウモリは生息しますが、日本に生息するはアブラコウモリ(別名:イエコウモリ)は血を吸わず、人間や動物を襲いません。

日本のコウモリの糞には寄生虫が存在するため不衛生です。糞が落ちている場合は素手で触ったり、幼い子やペットが口にしないように注意する必要があります。

アブラコウモリの糞は大きさは 5cm〜10cmほどで色は黒か茶です。実際見たことがありますが、糞はほろほろと崩れやすく、崩れれば埃と見間違えてしまうこともあります。似た形のものがあり、コウモリの尿が窓のサッシや雨戸などに白い液体が垂れた後があれば、コウモリが来たと疑いましょう。

海外のコウモリの糞にあるウィルスは寄生虫は下記の通りです。日本のコウモリからはまだ検出されていないようです。

ウィルス名 及ぼす症状
SARS関連コロナウイルス SARSを引き起こし、コロナウィルスに近い症状が出るという報告がある
エボラウィルス 発熱・出血・嘔吐・倦怠感 
アルボウイルス 発熱、髄膜炎や脳炎、急性弛緩性麻痺(だらりとした麻痺)などの神経症状
二パウィルス発熱、頭痛、めまい、嘔吐
狂犬病ウィルス発熱、頭痛、倦怠感、筋 痛、疲労感、脳炎症状による幻覚、恐水症状など(致死率100%)
ハンタウィルス発熱、頭痛、悪寒、目の充血、発心、尿の増加・減少など
リッサウイルス狂犬病に近い症状※狂犬病類似ウイルスとされる
ヘンドラウィルス発熱、筋肉痛、肺炎、脳炎による意識障害、痙攣

日本では上記のウィルスはコウモリの糞から発見されていませんが、衛生面から素手で触ることは避けましょう

コウモリの体も不衛生!

コウモリの体自体も衛生面で気をつける必要があります。アブラコウモリは野生で、常に外で捕食活動を行います。コウモリの体にはダニ、ノミ、トコジラミやマダニが生息しており、素手で触るのは衛生的ではありません。病原菌を持ったマダニに噛まれてしまえば、発熱し、紅斑が身体中に出ることがあります。コウモリを見かけたら近寄らず、触れないようにしましょう。

コウモリは騒音の元になる!

コウモリは夜に活動するため、家に居つけば家の住人の騒音の元となります。コウモリがたてる音は羽を羽ばたかせる音と鳴き声です。鳴き声は「キー、キー」という高音を発するため、決めば不愉快に感じ、深夜に泣かれれば睡眠の妨げになってしまいます。コウモリが家に居ついた家庭ではトラウマになってしまった、という人もいます。

コウモリが好む場所とは?来る家の特徴とは?シーズンは?

コウモリが好む場所や来てしまう家、また活動シーズンが気になります。コウモリの居つきやすい場所や活動時期を知って、侵入防止に役立てましょう。

好む場所と来る家の特徴とは?

日本に生息するアブラコウモリ(別名:イエコウモリ)が好むのは、苦手な光が入り込みにくく、人間やフクロウやカラスなどの天敵に襲われにくい場所です。

具体的には下記の場所を好む傾向があります。

・換気口

・屋根裏

・雨戸の戸袋

・エアコン室外機裏

体長はオスもメスも4cm〜6cmほどで、2cmほどの隙間があれば入り込めてしまいます

古い家に住んでいる場合はさらに注意が必要です。古い家屋の場合は隙間が多いため、コウモリが侵入しやすい環境で、居つきやすい傾向があります。

アブラコウモリが好むのは暗くて人間が入りにくい場所、特に古い家屋に住んでいる人は気をつけましょう。

コウモリの活動シーズンは?

コウモリの行動が活発になるのは4〜10月の暖かい時期です。コウモリは11〜3月まで冬眠をして、その後4月頃に妊娠し、6月頃に2〜4匹ほど出産します。生まれたコウモリは8月頃まで親の元にいますが、その後は巣立ち、自分の住処を探します。夏場の時期にあちこち飛び交い、新しい住処を探すため、駆除業者の依頼も夏場に殺到することが多いです。暖かい時期にはコウモリの活動が目立つため、事前に侵入対策をする場合は、秋から冬の時期にも行った方がいいでしょう。

コウモリが侵入しないための対策とは

コウモリが家に侵入しないようにする対策はあるのでしょうか。コウモリの特徴や苦手なもの、生態を捉えてできる対策は下記の通りです。

掃除をして虫を駆除使用

光るものを備えておく

忌避剤を活用する

好みそうな場所を侵入防止する

掃除をして虫を駆除する

家の中でコウモリが好みそうな虫を主に駆除すれば、コウモリが来る確率を下げることがでいきます。アブラコウモリが食べるものは木の実や昆虫、ゴキブリや蚊などの虫です。家の中に出てしまいがちなゴキブリを駆除し、家に虫が入らないようにすれば、コウモリもつられて来ることは少なくなります。また、家も衛生的にできて、コウモリも寄せ付けなくなるため一石二鳥です。掃除をしてコウモリも害虫もいない家にしましょう。

光るものを備える

コウモリは夜行性で光るものを苦手とします。前述にもあるよう、住処も光の入らない場所を好み、いつく修正があります。ホームセンターなどではコウモリ対策グッズとして光る円盤やテープなどが販売されているため、侵入しそうな入り口に設置をすれば、効果は出る可能性があります。光り物を侵入口となりそうな場所に置き、コウモリの侵入防止に備えましょう。

忌避剤を活用する

コウモリの忌避剤を活用すれば侵入防止になります。忌避剤はお店やネット通販などで販売されていて、コウモリが嫌う下記3つの匂いを活用した忌避剤が多いです。

・ハッカ(ミント)

・ナフタレン

・カプサイシン

忌避剤によく含まれる上記の匂いも強力で、ハッカの匂いはコウモリにとっては冷たさを感じ、防虫剤にも含まれるナフタレンは匂いが強いです。

唐辛子に含まれるカプサイシンは、他2つより効果は薄いですが、コウモリは匂いを嫌います。

上記3つは人間にも刺激が強く、妊婦や乳幼児、体の弱い人、ペットなどには悪影響を及ぼす場合があります。

使用上の注意をよく確認した上で、自己責任で使用しなくてはなりません。

上記3つの成分を含む忌避剤を侵入口になりそうな箇所に吊るしたり、散布するなどし、侵入防止対策をしましょう。

好みそうな場所を塞ぎ侵入防止する

コウモリが好む場所の侵入口を塞ぐと効果的な対策になります。例えば、換気口の入り口にネットを貼り付ける、雨戸の隙間を極力ネットやメッシュ生地などで塞ぐなどすればコウモリは侵入できなくなります。コウモリは2cmほどからでも入れるため、侵入経路になりそうな箇所は極力隙間は狭める必要があります。ネット通販や市販でもコウモリ侵入防止グッズの購入は可能です。侵入口となりそうな箇所は塞ぎ、コウモリ対策をしましょう。

コウモリに侵入されたら業者に依頼しよう!

コウモリが家に居着いてしまった場合、早めにコウモリ駆除業者へ依頼しましょう

コウモリ対策はできても、コウモリ駆除は素人には難しい作業です。コウモリは鳥獣保護管理法で捕獲や殺害が禁じられています。金額が気になる場合は、まずは見積依頼もできる駆除業者もあるため、見積もりだけでも依頼してみましょう。時間が経過すれば、コウモリがいつく時間も長くなり、不衛生な環境となります。コウモリが家にいたら早めにコウモリ駆除業者へ連絡しましょう。

まとめ

コウモリの侵入対策について、コウモリの特徴や対策方法についてご紹介しました。対策方法がいくつかありましたが、いかがだったでしょうか。家に居つけば被害が及んでしまうコウモリですが、対策をとれば侵入される確率が低くなります。いつかれる前にしっかり対策しましょう。万一家に侵入した場合は早めに業者へ依頼し、対応してもらう必要があります。家庭での侵入対策をぜひ検討してみてください。