夏は肝試しや怪談話のシーズン。
夏になると怖い話 が 聞きたくなるという人もいるのではないでしょうか。
今回はワンコインで毎年8月限定で怖い日本の幽霊の絵が楽しめるおすすめのお寺をご紹介します。
ワンコインで楽しめる肝試し?
日暮里・谷中にあるお寺の全生庵というお寺。
ここでは毎年8月に幽霊画が展示されます。
谷中といえばグルメや食べ歩きで近年注目されていますが、もともと霊園の多い場所で、お寺も多くあります。
展覧会料金は20点ほどの作品があってなんと500円!
幽霊画は江戸時代に活躍した画家の円山応挙が描いたといわれる幽霊や、明治時代に活躍した鏑木清方、鮭の絵で有名な高橋由一など著名な画家の絵が展示されています。
美術館の企画展でも大人1,500円超えは当たり前のため、お手頃です。
なぜこんなにお手頃なのでしょうか。
全生庵では明治時代活躍した落語家・三遊亭圓朝のコレクションである幽霊画を所蔵しています。
そもそも、お寺で展示というより作品を虫干しすることが目的だったようです。
虫干しとは夏場に行われる虫やカビ繁殖予防方法です。
日本では書物や絵画で行われる方法で、掛け軸などの場合は掛けたりして風通しをよくします。
怖い絵をついでにみてもらおうという考えのようです。
日本が好きの人が訪れることが多いですが
「怖い話が好き」
「肝試しとして見てみたい」
「納涼に行ってみたい」
なんて人にもぴったりです。
幽霊画って怖い?展覧会場も怖い?お土産も!
実際行ってみてどうだったかご紹介します。
幽霊画って怖い?
全てが怖い絵というわけではありません。
作品全体では美人な幽霊もいれば、恐ろしい顔をした幽霊もいました。
なかには「海坊主」「髑髏」といった絵もあります。
展示作品中3点ほど「皿屋敷」のお菊さんを描いた幽霊画がありましたが、こちらは「怖い」というより、美人画に近い感じでした。
上の写真がその1つで、お菊さんが顔を隠して嘆いている絵で、着物や髪型が綺麗で怖さを感じません。
美人な幽霊にも会えるので、美人好きにもおすすめです。
展覧会場も怖い?
展覧会内は怖い装飾などは一切ありません。
昼間は展示会内が明るいため、怪談物は嫌いな私でも1人で鑑賞できます。
ただ、虫干しをメインとしているため、空調がよく効いています。
人によっては納涼となりちょうどいいかもしれませんが、エアコンが苦手な人はカーディガンなどを持っていくべきでしょう。
ちなみに、JR線日暮里駅からは徒歩10分、東京メトロ千駄木駅からは徒歩5分です。
酷暑を歩くにはハンディ扇風機などを持ってぜひお出かけを。
また、首周りを冷やすことも真夏の外出時に効果的です。
お土産は?
展示会場の出入り口にTシャツやポストカード、トートバックなど販売されています。
また、2023年では来場者には無料でうちわが貰えます!
絵は怪談物らしく髑髏の絵が。
こちらも展示されている幽霊画の一部です。
表裏が黒と白で統一され、現在っぽいデザインでおしゃれ。
この髑髏の絵、トートバックでも販売されていたので興味のある人はぜひ。
まとめ
8月限定で楽しめる幽霊画の展示についてご紹介しました。
入館料500円で楽しめる展示会はこの時期限定なのでおすすめです。
怪談物が苦手な私でも1人で行ける展示会です。
ちょっと夏にふらっと谷中を歩く際、食べ歩きやグルメに出かけるだけでなく、幽霊画鑑賞というのもいいですよ!