コバエは網戸や小さな隙間からも入ってくる厄介な害虫です。一旦入ってしまい、「後で駆除しよう」と思ってしまう人も多いでしょう。コバエは見つけ次第早めに駆除しなければ、後に室内で増える可能性があります。コバエの駆除対策を適切にとれば、コバエの数を減らし駆除することが可能です。コバエ対策について紹介していきましょう。
目次
コバエがやってくる時期は?発生源は?
家にいると不愉快なコバエですが、いつから活発に活動し、発生源がどこなのか気になります。
コバエは小さいため、網戸からも入ってきてしまうのは当然ですが、家に居着いてしまい、室内で現れやすくなります。
コバエは4月〜11月に活発に行動し、好みやすい環境は気温が25〜30度で湿度が70%の場所です。35〜40度ほどの猛暑ではコバエは暑過ぎるため活動ができません。夏場で温度が高過ぎる場合は、コバエをみない場合も多いですが、程よい暑さの夏の朝・夕方や秋口にも活動するので厄介です。
発生源はコバエの種類・習性により異なり、以下が発生源といえます。
種類 | 好むもの | 発生源 |
ショウジョウバエ | 腐った野菜・アルコール・酢・油 | 台所の三角コーナー・ゴミ箱(蓋がないもの) |
ノミバエ | 生ゴミ・腐った又は傷んだ肉や野菜・ドリップコーヒー・ペットの糞・昆虫や動物の死骸 | 台所の三角コーナー・ゴミ箱(蓋がないもの)・トイレや排水溝・花瓶の水(取り替えてないもの)・観葉植物の土・花瓶の水 |
キノコバエ | 観葉植物の養分・観葉植物の土に生えたキノコ | 観葉植物の土 |
チョウバエ | 湿気や水たまりのある環境 | 台所・トイレ・お風呂・洗面所 |
キノコバエは観葉植物の土に卵を産みつける習性があるため、観葉植物周辺で大量発生してしまいます。
上記のハエの特徴を捉えて、対策を取る必要があります。
コバエを放っておくとどうなるの?
コバエを放っておいても、後で退治すればいいのでは、と思う人もいますよね。コバエは繁殖力が強いため、早めに駆除しなければ多く室内で発生する可能性があります。メスのコバエは1週間〜1ヶ月で500匹の卵を産んでしまうと、室内が繁殖場所になれば厄介です。コバエは見つけ次第、早めに駆除しておきましょう。
自分でできるコバエ対策とは?
自分でコバエを撃退・駆除できる対策があるか気になります。コバエの好みや嫌うものを把握すれば、対策をとってコバエの数を減らすことが可能です。下記2つの対策をとってコバエ対策をとってみましょう。
- 発生源となる場所を掃除・駆除グッズを置く
- アロマオイルを活用する
- 室外にゴミを置くなら蓋付きで
上記の対策方法について順に説明していきます。
発生源となる場所を掃除・駆除グッズを置く
コバエの発生源となる場所をこまめに掃除し、駆除グッズで対策をとると発生源からコバエが減ります。
台所周辺では生ゴミや腐った野菜や肉は破棄するようにし、コバエが好む食材を無くすと効果的です。ゴミ箱は蓋付きのものを使用し、コバエが発生しないように心がけるといいです。
台所や浴室、トイレなどは水気が極力なくすようにし、湿気を避けた環境にしましょう。
観葉植物を室内に置いている場合は、土を極力使わないようにハイドロカルチャーを活用するとコバエを寄せつけません。
土で観葉植物を育てたい場合は、ハエ取りシートを置いたり、表土だけをこまめに交換し、ハエを寄せつけず駆除のできる対策を取る必要があります。
ハエの発生源となる場所で徹底して対策を取るようにしましょう。
アロマオイルを活用する
アロマオイルを活用し、コバエを寄せつけない環境を作ることが可能です。コバエが嫌いなアロマオイルは下記の通りです。
- ペパーミント
- ヒノキ
- ユーカリ
- ラベンダー
- レモングラス
ペパーミントは蜂やアブ、ムカデやゴキブリが、ヒノキの匂いはゴキブリやムカデが苦手な匂いなので、駆除効果は他の虫にもあります。
室内でアロマオイルを炊いたり、玄関口や窓の近くにディフューザーに入れて置いてもおしゃれです。
ペパーミントやヒノキなどは妊娠中の人、ペットのいる家庭や乳幼児のいる家庭では使用を避けるべきと捉える専門家もいます。
使う前に医師や獣医に確認した上で、自己責任で活用するようにしましょう。
おしゃれを楽しみながらアロマオイルを使いコバエ対策をしてみましょう。
室外にゴミを置くなら蓋付きで
ゴミを室内ではなく室外に置く場合は蓋付きのゴミ箱に入れる必要があります。コバエがゴミに釣られてやってきます。ゴミを密閉しない状態で置いてしまえば、ベランダや窓の近くから入る確率も上がるのは当然です。室外にゴミを置く場合は、必ず蓋付きで、また、消臭効果のある薬剤をゴミ箱に付けて置くようにしましょう。
まとめ
コバエ対策および駆除方法についてご紹介しました。コバエの生体、好みの食べ物や環境にも触れましたがいかがだったでしょうか。コバエは一旦家に入ってしまえば繁殖の恐れもあるため、見つけ次第速やかに対策をとるようにしましょう。常に家の中の発生源に注意し、コバエの苦手なもので対策をとれば、コバエを減らすことができます。コバエのいない快適な環境づくりを心がけましょう。